御恐のゆっくり怪談朗読

御恐がこれまでにYouTubeに公開した動画をテキストと共に紹介するブログ

2019-01-01から1年間の記事一覧

【ゆっくり怪談朗読】帰らないコックリさん【第40話】

【ゆっくり怪談朗読】帰らないコックリさん【第40話】 コックリさんが流行っていた頃の話です。 流行りものが好きな私と友達は コックリさんを毎日のようにしていました。その日、友達が「今日は部室でコックリさんやろう」と 言い出したので部室でやること…

【ゆっくり怪談朗読】片田舎のホテル【第39話】

【ゆっくり怪談朗読】片田舎のホテル【第39話】 ちょっと昔の話です。 彼女と車で旅行していて宿泊するところがなく、 とある片田舎のホテルに入りました。 ホテルといっても、 建物は旅館に近い雰囲気でした。建物の中に入りキョロキョロしていると、 背後…

【ゆっくり怪談朗読】弟への電話【第38話】

【ゆっくり怪談朗読】弟への電話【第38話】 晩御飯を食べ終え 家族みんなでテレビをみていた八時頃。 小学生の弟が急に立ちあがり、 電話に向って歩き始めた。 弟は自分から誰かに 電話するようなことはまずなかったので、 「誰に電話するんだろう」と 家族…

【ゆっくり怪談朗読】私からの留守録【第37話】

【ゆっくり怪談朗読】私からの留守録【第37話】 これは私と主人が3年前に体験した 気味の悪いお話です。結婚を控えた私と主人は、 同居する為の日用雑貨を購入するために、 近くのスーパーに買い物に来ていました。その日は平日の夕方だったこともあり、 勤…

【ゆっくり怪談朗読】モノオト【第36話】

【ゆっくり怪談朗読】モノオト【第36話】 30年以上前の話です。その当時、私の寝ていた部屋は、 たびたび夜中にドスン!と、物が落ちる音がしました。 翌朝、何が落ちたのだろう? と、 部屋を見回しても何も落ちた物はありません。何回目かの物音のあと、…

【ゆっくり怪談朗読】老後施設での出来事【第35話】

【ゆっくり怪談朗読】老後施設での出来事【第35話】 ある老後施設での出来事。そこの施設が建つ場所は、 昔、戦争で命を落とした人たちが 集められていた場所といううわさがあります。霊感がある介護師さんは、 夜勤のとき出勤してすぐ 霊が出るか出ないかが…

【ゆっくり怪談朗読】振り返ったら【第34話】

【ゆっくり怪談朗読】振り返ったら【第34話】 10年以上前の話しです。父が心臓の手術をすることになり、 仕事帰りに病院に寄るのが日課になっていました。現在その病院は移転して建て替わっているのですが、 当時は駐車場と病院が離れていたので 送迎バス…

【ゆっくり怪談朗読】うわさの踏切【第33話】

【ゆっくり怪談朗読】うわさの踏切【第33話】 30年ほど前の体験です。その日私は、当時流行っていた ロング丈のサーキュラースカートの ワンピースを着て、 自転車で街中に買い物に出掛けました。帰り道。 我が家の500メートル程手前には、 日中は1時…

【ゆっくり怪談朗読】祖母の骨【第32話】

【ゆっくり怪談朗読】祖母の骨【第32話】 父方の祖母が亡くなった時のことです。通夜の時、 親戚が座る席に見知らぬ男性がいました。父方の親戚たちは 毎年集まる習慣があったのですが、 その男性の姿は一度も見たことがありませんでした。母にそっと 「あの…

【ゆっくり怪談朗読】何に拝んでいる【第31話】

【ゆっくり怪談朗読】何に拝んでいる【第31話】 正月って、「何に拝んでいる」のか知っていますか?初詣でお寺やお宮の神仏に拝むのはわかります。でも、「鏡餅」とか「正月飾り」って、 単なる装飾ではなくて宗教的な意味もありそうですよね?正月は新年で…

【ゆっくり怪談朗読】大晦日の鏡【第30話】

【ゆっくり怪談朗読】大晦日の鏡【第30話】 新しい1年が始まる、大晦日の年越し。世の中はカウントダウンで浮き足立ち、 幸福を願って新年を迎える中、 その田舎の風習では「年越し」に ゾッとするような呪いがかかってしまうという。みなさまも、「年越し…

【ゆっくり怪談朗読】網戸は閉まっている【第29話】

【ゆっくり怪談朗読】網戸は閉まっている【第29話】 前に住んでいたマンションでの話なんですけど、 このマンションというのは僕が話す お話の中でも何度も登場している、 色々と怖い体験をするはめになったマンションです。そこのマンションはワンルームマ…

【ゆっくり怪談朗読】怖いお兄さん【第28話】

【ゆっくり怪談朗読】怖いお兄さん【第28話】 まだ幼い息子が夫の部屋に入るのを嫌がります。一方、私の部屋には 興味深々で喜んで入ってきます。どうしてか聞いてみると、「パパの部屋には怖いお兄さんがいる、 顔と肩が赤くて、僕のほうをじっと見てて叩こ…

【ゆっくり怪談朗読】バイトの面接【第27話】

【ゆっくり怪談朗読】バイトの面接【第27話】 私は三年前に大阪から上京して来たんですけど、 仕事が何も決まっていない状態で来たので、 アルバイトをせなあかんと思いまして。それで近くのカラオケボックスに 面接に行ったんですよ。 シフトの事とか色々聞…

【ゆっくり怪談朗読】乗れなかった電車【第26話】

【ゆっくり怪談朗読】乗れなかった電車【第26話】 色々な人が行き交う駅では様々な出会いがあるそうです。 これはある男性に起こった体験談です。その男性は当時二十代後半。奥さんと結婚して、 奥さんのお腹にはもうじき生まれそうな子供がいたそうです。い…

【ゆっくり怪談朗読】警察官【第25話】

【ゆっくり怪談朗読】絵馬【第24話】 ある女性が仕事帰りの深夜、 黒い服を着た男が走っていく姿を目撃する。その翌日、 女性がニュース番組を見ていると、 自宅の近くで殺人事件があったことを知る。同じ日、女性が自宅でのんびりしていると、「この近所で…

【ゆっくり怪談朗読】絵馬【第24話】

【ゆっくり怪談朗読】絵馬【第24話】 近所に引っ越した 幼なじみの家に遊びに行ったら、 玄関の植え込みに絵馬が下がってた。「なにコレ」と裏返すと 延々と恨みの言葉が書き連ねてあった。“呪われて地獄に堕ちろ” とかそんな文章。「それ、来たときから下が…

【ゆっくり怪談朗読】星を眺める女の子【第23話】

【ゆっくり怪談朗読】星を眺める女の子【第23話】 窓からは色々な景色が見えますけど、 向かい側の部屋が見えちゃう事ってありますよね。プライバシーの問題もありますから、 本当は見ちゃいけないんですが、 どんな生活をしてるんだろう?と気になって、 つ…

【ゆっくり怪談朗読】お盆の海【第22話】

【ゆっくり怪談朗読】お盆の海【第22話】 これは私の友人に起きた実際の体験談です。お盆には海に入ってはいけないと、 古くから伝えられていますよね。それは、クラゲが出てしまうから という物理的な事だけではないようです。つまり、霊に海の中へと 連れ…

【ゆっくり怪談朗読】オートロック【第21話】

【ゆっくり怪談朗読】オートロック【第21話】 二年前の話なんです。わたし、部屋が汚くてゴミ屋敷だったり、 部屋の鍵とかもすぐ失くしちゃったり 鍵を掛けずに出かけちゃったり…。マンションの下の入口のオートロックも 隣の部屋の人に開けてもらうような生…

【ゆっくり怪談朗読】トイレの花子さん【第20話】

【ゆっくり怪談朗読】トイレの花子さん【第20話】 「すっかり遅くなっちゃった。」小学5年のエリちゃんは、 所属している委員会の活動で遅くなり、 教室へ戻った頃にはすっかり陽が暮れていた。教室にはエリちゃんただ一人。普段は賑やかな学校も、 不気味…

【ゆっくり怪談朗読】笑っている人が嫌い【第19話】

【ゆっくり怪談朗読】笑っている人が嫌い【第19話】 私の妹は、笑っている人が嫌いなのです。人が笑うと泣き、 それ以外では泣かなかった。テレビも見ないし、 友達もいなかった妹は 毎日表情を殺していた。そんな妹が小学五年生の時、 何で笑っているのが嫌…

【ゆっくり怪談朗読】母親の行方【第18話】

【ゆっくり怪談朗読】母親の行方【第18話】 その夫婦はとても仲が悪く、 いつも喧嘩が絶えなかった。そしてついにある日、 口論の末に夫は妻を殺害してしまった。遺体を見つからないよう隠した夫は、 その後何事もなかったかのように生活をしようとするが、 …

【ゆっくり怪談朗読】不在着信【第17話】

【ゆっくり怪談朗読】不在着信【第17話】 携帯電話を置いてて、 パッと見ると電話がかかってきてるって よくあるじゃないですか?知り合いに霊感の強い女性がいるんですけど、 その女性もある時パッと携帯電話を見たら 電話がかかってきてたんですって。見て…

【ゆっくり怪談朗読】友人のウエダくん【第16話】

【ゆっくり怪談朗読】友人のウエダくん【第16話】 これは僕の同級生のウエダくんが実際に体験した話です。ウエダくんが友達と飲み会をしていたそうなんです。それで、その場のノリで 「じゃあ皆自分の知っている怖い話をしていこう」 という話になって、 怖…

【ゆっくり怪談朗読】7年越しのフクシュウ【第15話】

【ゆっくり怪談朗読】7年越しのフクシュウ【第15話】 18年位前の話なんですけど。その頃にナンパという形で繁華街で 専門学校に通っている女の子と知り合ったんです。それで一緒に飲んでて見た目もすごくタイプだし、 「よかったら、この後うちに来ていい…

【ゆっくり怪談朗読】部屋の違和感【第14話】

【ゆっくり怪談朗読】部屋の違和感【第14話】 一人暮らしをしている方こんな経験ないですか?アパートやマンションの家に帰ってきて、 「なんかおかしいなぁ…」 「なんだか違和感があるなぁ…」 という経験が一度や二度あるんじゃないでしょうか。今日のお話…

【ゆっくり怪談朗読】真っ黒な目で【第13話】

【ゆっくり怪談朗読】真っ黒な目で【第13話】 あれは数年前、帰宅途中の出来事でした。私は毎日仕事が終わったら、 電車を乗り継いでバスに乗って帰宅しています。その日もいつもと同じように混み合うバスに乗りました。乗車口に入ると、 サラリーマンたちが…